Elixinol Revenue for Q2 2018

激しい”売り-Sell Off-”にあうカンナビスセクター

10/30/2018
ダウ、NASDAQ、S&Pも軒並み下げている株式相場だが、カンナビスセクターはその下げ以上に激しい”売り-Sell-Off-”に見舞われている。
マリファナインデックスの数字を見ても10月15日時点で350ドルだったものが本日は228ドルと約35%の下げとなっており、今年1月後半に見られたSell-Offと同じ状況になってきている。1月のSell-off時は1月23日に363ドルを記録、その後2月2日に260ドルまで(-28%)、2月27日231ドル(-36%)、4月9日に221ドル(-39%)と記録した。
今回の下げを個別銘柄で見てみると、10月15日と比較してティルレイは-45%、キャノピー・グロースは-42%、クロノス・グループは-42%、オーロラは23日にNYSEに上場したが、上場後も下がり続け15日からの騰落率は-49%となっている。

1月のSell-offは4月時点で一旦底をついた後は結局ダラダラと株価は伸び悩み、9月にコンステレーション・ブランズがキャノピー・グロースへ4000億円出資のニュースの後ティルレイの上場などもあり急速に値を伸ばしていた。

では、今後はどうなるのか?
カナダの合法化も始まり、需要は今後も伸びていくだろうが、多くの店舗で供給が間に合わなかったような事例もある。また思ったようにブラックマーケットの駆逐が進んでいないのではという指摘もある。これはカンナビス購入時の手続きが煩雑なため、簡単に手に入るブラックマーケットへと走る人が後を絶たないからだ。
元気のいい予想数字を発表してきたカンナビス・セクターの業績予想がどのように変化していくのかを見据えなくてはならない。
株式市場がどのように動くのかを見通すことはできないが、落ちてくるナイフを掴みにいくことなく、この状況を静観し、業績などの企業分析による投資判断を行なっていくというのが良いのかもしれない。

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