04/24/2019
アメリカの複数州で事業運営している垂直統合型カンナビス企業のクレスコ・ラボ(Cresco Labs Inc, CSE:CL, OTCQX:CRLBF)は2018年12月末に締めた2018年度の第4四半期決算と年度決算を発表した(監査前)。
＜決算ハイライト＞
・第4四半期の売上は18.7億円($17M)となり昨年同期から411%UP、前期から33%UP。
・2018年度の売上は47.6億円($43.4M)となり前年比294%UP。
・監査前、プロフォーマベースでは第4四半期売上は24.7億円($22.5M)、年間売上は83.1億円($75.6M)。
・第4四半期の調整後EBITDAは15億円($13.7M)となり前年同期の-3.4億円(-$3.1M)より大幅に改善。
・第4四半期決算には、約17.7億円($16.1M)の株式インセンティブや上場経費が一時的に計上されている。
・第4四半期の純利益は、2.8億円の赤字となり前年同期の3.3億円の赤字より改善している。
・2018年度の純利益は4.3億円($3.9M)となり、前年の-4.4億円(-$4.0M)から大幅改善。
＜事業ハイライト＞
・2018年12月3日、ランズバーグ・インターナショナル・ゴールド・コープ(Randsburg International Gold Corp)をリバーステイクオーバー(RTO)にてカナダ証券取引所(CES)へ上場。
・2019年3月6日よりアメリカのOTCQX市場にて、シンボル”CRLBF”で取引開始。
・2018年、3度行った資金調達ラウンドにて225億円($205M)を調達。
・現在アメリカの7州で事業展開中、ニューヨーク州、マサチューセッツ州、フロリダ州では認可待ち。
・2019年3月25日、ミシガン州より事業認可取得。
・2019年4月1日、フロリダにてカンナロイヤリティ(CannaRoyalty Corp ビジネス名:Origin House)をその時点で最高額となる取引額で買収。
・2019年度第1四半期終了時点で従業員数835人。
・イリノイ州—イリノイ州リンカーンの栽培施設を170,000平方フィートに拡張するための建設が進行中、2019年第2四半期中に完成予定。また、フロメデックス(FloraMedex)診療所でイリノイ州オピオイド代替パイロットプログラムを開始。これにより、州全域で医療大麻へのアクセスが可能になり、医療大麻患者に課されていた特定の登録障壁が取り除かれる。PDI Medical、LLCおよびMedMarからMedMar RockfordおよびMedMar Lakeviewの2つのディスペンサリーを買収。現在運営しているディスペンサリー数は5つとなった。クレスコはイリノイ州で、最大数のディスペンサリーと栽培施設を持つ唯一の会社となっている。
・ペンシルバニア州—3店舗目となるNew Kensington店を開設。ピッツバーグでオンライン注文を提供する最初の企業なった。また現在、ブルックビルの栽培施設を約85,000平方フィート拡大している。現在、州内のディスペンサリーの総数は6箇所。
・オハイオ州—2019年1月16日、オハイオ州で最初となる医療大麻の販売を開始。オハイオ州はペンシルバニア州と同様にクレスコラボが一番乗りとなる州である。
・マサチューセッツ州—クレスコラボが買収するホープ・ヒール・ヘルス(Hope Heal Health)は、マサチューセッツ州ブリストル郡のフォールリバーに医療用大麻薬局を開設。現在この買収は証券取引所など規制当局の承認待ち。
・アリゾナ州—2019年第2四半期中に、クレスコブランドで50を超える製品の卸売販売を開始する予定。
カリフォルニア州—カリフォルニア州メンドタにある当社の新しい加工施設は、2019年第2四半期中にオープンする予定で、州全体にクレスコブランドのフルラインナップを流通させることが可能となる。
・ネバダ州—大麻データインテリジェンス企業のヘッドセット(Headset Inc)が示すデータによると、クレスコのブランド「Mindy’s Edibles」は現在ネバダ州の67のディスペンサリーのうち62箇所で販売されており、州内で売れている上位10製品の中3製品がランクインしている。
詳しくは、決算発表資料を参照のこと。
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