04/16/2020
キャノピー・グロース(Canopy Growth Corporation, TSX:WEED, NYSE:CGC) は、事業体制を強化するためにこれまで拡大展開してきた世界各所での事業を再編する。
<アフリカ>
キャノピー・グロースは、南アフリカとレソトでの事業から撤退することで合意し、アフリカでの全事業の所有権を現地企業に譲渡することを目標とする。近日中に取引を完了する予定。
<カナダ>
キャノピー・グロースは、現在の市場状況に合わせてカナダでの生産をさらに調整するため、サスカチュワン州ヨークトンの屋内施設を閉鎖する。キャノピーは、カナダでの現在の生産力は、将来的にも消費者の需要を満たせるものと確信している。
<ラテンアメリカ>
キャノピー・グロースはコロンビアの栽培施設の操業を停止し、原材料は現地サプライヤーへと移行し、製剤化・カプセル化事業はプロキャップス社など2社へ移行する。このことによってアセットライトモデルへと移行しバランスシート改善を目指すようだ。
<米国>
キャノピー・グロースは、2019年の栽培シーズンに生産された豊富な大麻のため、ニューヨーク州スプリングフィールドでの農作業を中止する。今後も昨年収穫された大麻を利用して、米国市場向けにヘンプ由来のCBD製品を販売していくとのこと。
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