IIPR

大麻REITのIIPRが好調な2018年第4四半期決算を発表

03/14/2019
NYSEに上場している大麻関連不動産会社イノベーティブ・インダストリアル・プロパティーズ(Innovative Industrial Properties, Inc, NYSE:IIPR)が上場後2年目となる好調な2018年第4四半期決算と年間決算を発表した。

<2018年第4四半期決算ハイライト>
・第4四半期の賃貸売上は約5.1億円($4.7M)となり前年同期から111%の伸び。

・IIPRは、当四半期の純利益を2.5億円($2.3M)、希薄化後1株あたり0.24ドルとし、調整後運用資金は約4億円($3.6M)、希薄化後1株あたり0.38ドルとなった。 調整後運用資金は、前年同期から344%増加。

・2018年12月31日現在、IIPRは2019年1月15日に7期連続の1株当たり0.35ドルの配当を記録し、前年同期から40%の増加。

・2018年10月、IIPRは2,990,000株の公募増資を実施し、オーバーアロットメントも実行されたため125億円($113.9M)を調達。

・2019年2月、IIPRの運営子会社は、2024年までに交換可能な利率3.75%の元本総額158億円($143.75M)の私募債を完了。 その結果、調達金額は152億円($138.4M)となった。

・2019年3月12日の四半期末に続き、IIPRは1株当たり0.45ドルの8期連続四半期配当を宣言。2019年3月29日時点で当該株式を保有している株主に対して2019年4月15日に支払われる予定。これは、2018年第4四半期の普通株式配当から約29%の増加、および2018年第1四半期の普通株式配当から80%の増加となる。

<投資活動ハイライト>
・2018年10月、コロラド州で58,000スクエアフィートの大麻栽培施設を12.4億円($11.3M)で取得し、The Green Solution、LLCとの間で長期リースを締結。

・2018年12月、イリノイ州で75,000スクエアフィートの医療用大麻栽培および加工施設を取得し、Ascend Wellness Holding LLCの子会社と27億円($25M)で長期リースを締結。

・2018年12月、ミネソタ州、ニューヨーク州およびペンシルバニア州にあるVireo Health Inc子会社とのリース契約を修正し、その物件改善のために合計で5.5億円($5M)を支出したが、結果的に賃料をUPすることに繋がっている。

・2019年2月、第3四半期末に続いて、IIPRはカリフォルニアで43,000スクエアフィートの工業用不動産を取得、経験豊富な大麻オペレーターと長期リースを締結した。不動産の取得および再開発へのIIPRの投資総額は12.6億円($11.5M)との予測。

・2019年3月、第3四半期末に続いて、オハイオ州で大麻用不動産を取得し、開発完了時には58,000スクエアフィートとなる産業施設および温室施設に関して、PharmaCann LLC子会社と長期リースを締結。取得および開発へのIIPRの総投資額は22億円($20M)となる模様。

<その他>
2019年3月13日の時点で、IIPRは、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、イリノイ州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ミネソタ州、ニューヨーク州、オハイオ州およびペンシルベニア州で13の不動産を所有しており、それらは公認の医療用大麻事業者に100%リースされており、総賃貸可能面積約1,128,000平方フィート、加重平均残存リース期間は約14.3年となっている。
2019年3月13日現在、IIPRは総額177.3億円($161.2M)を投資し、これらの13物件について、IIPRの平均投資利回りは平均15.1%となっている。

Source;
http://investors.innovativeindustrialproperties.com/press-releases/2019/03-13-2019-212605541

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