09/02/2020
本日、NYSEに上場される大麻ETF「MSOS」。
アドバイザーシェアーズが運用をおこなう。その目論見書を紹介。
ちなみにMSOとは、大麻業界では”Multi State Operator”として知られており、全米の複数州で大麻事業を展開する企業のことである。
<目論見書抜粋抄訳>
MSOSは、純資産の80%以上を米国内の大麻・大麻事業からの売上が50%以上を占める企業の有価証券およびそれらの有価証券に類似したデリバティブに投資することにより、投資目的を達成することを目的としたアクティブ運用のExchange-traded Fund(ETF)。
MSOSは主に、中堅・中小企業の普通株式や優先株式を含む取引所上場株式証券、およびそれらの企業へのエクスポージャーを提供することを目的としたトータル・リターン・スワップに投資する。
大麻・大麻事業から収益の大部分を得ている企業の有価証券への投資、およびそのような有価証券へのエクスポージャーを提供するデリバティブへの投資に加えて、アドバイザーの見解では、現在または将来の大麻関連事業からの収益があるかもしれない企業、または大麻またはカンナビノイド関連製品の合法的な研究開発のために大麻を扱う目的で特別にDEAに登録されている企業の有価証券に投資することがある。(編集部注・・・つまりコンステレーションブランズやアルトリアなども含む可能性があるということ)
MSOSは、医薬品、バイオテクノロジー、ライフサイエンス産業グループのヘルスケア分野への投資のうち、少なくとも25%を集中的に行う。また当ETFは非分散型であり、分散型ファンドよりも特定の発行体への投資比率が高い場合がある。
アドバイザーは、証券の選択に様々な方法を使用することがある。当ファンドは、主に特定の業界に焦点を当てているため、アドバイザーは、それぞれの市場で圧倒的な地位を持つ企業、または成長と拡大のためにユニークな地位にある企業を選択することを意図している。アドバイザーは、多数の外部アナリストの格付けや銘柄選定のための格付けツールを活用する。また、アドバイザーは、成長のためのユニークな機会を持っているとアドバイザーが考えるあまり知られていない企業にファンドの資産を投資することがある。時には、アドバイザーは、アドバイザーまたは外部アナリストが測定した将来の潜在的価値を下回る価格であると考えられる特定の好ましくない銘柄を購入することを目的とすることもある。アドバイザーが証券が過大評価されているか、より良い投資機会が利用可能であると判断した場合、またはファンドのポートフォリオ内のポジションサイズを制限するために証券を売却することがある。
目論見書リンク
https://advisorshares.com/wp-content/uploads/etf-page-documents/MSOS/MSOS-Prospectus.pdf
保有銘柄リンク
https://advisorshares.com/etfs/msos/#holdings
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本サイトと合わせて読んでいただければ、「グリーンラッシュ」と呼ばれる大麻産業の”今”が理解できるでしょう。