10/21/2019
垂直統合型大麻企業大手のキャノピー・グロース(Canopy Growth Corporation, TSX:WEED, NYSE:CGC)は、同社の薬事会社であるスペクトラム・セラピューティクス(Spectrum Therapeutics)を通じて、英国とルクセンブルクに於いて、順調に大麻生産や流通ネットワークが多くの患者や医療従事者の需要に基づき拡大していることを発表した。
イギリスにおいてスペクトラム・セラピューティクスは、MHRA医薬品・医療製品規制庁(Medicines and Healthcare products Regulatory Agency)より、大麻製剤(CBMPs)を保管・流通させられる免許を取得。イギリスで初となるこの施設では、処方薬の迅速な配達が可能となり、また、取得した免許はイギリスへCBMPsの輸入やサプライチェーンの最適化を可能にする。
スペクトラム・セラピューティクスのコスモ・フィールディング・メレン取締役は、
「イギリスで12ヶ月以内に医療大麻が利用可能となります。そしてその頃には我々のサプライチェーン含めインフラが最適化され、患者様に最適な物を提供できることでしょう。」
と述べている。
ルクセンブルクでは、スペクトラム・セラピューティクスが独占供給契約を締結。2021年12月31日まで、スペクトラム・セラピューティクスがラインセンスするデンマークの施設から、医療大麻をルクセンブルクに供給する。
2018年、ルクセンブルクでは、医療大麻を必要とする患者のために大麻の非犯罪化法案を通過させた。現在、医療従事者や療法者などトレーニングを受けた者が、ガンなどの患者に対して医療大麻を処方できる。
キャノピー・グロースは、ルクセンブルクへ大麻輸入するための全ての許可を取得し、初出荷を完了させたばかりである。
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