02/20/2020
シュープリーム・カンナビス(The Supreme Cannabis Company Inc, TSX:FIRE, OTC:SPRWF)は、昨年12月末に締めた第2四半期(Q2)の決算結果を報告した。
<ハイライト>
・売上は前期9.4億円(C$11.4M)から21%減の7.5億円(C$9.1M)。前年同期からは17%UPとなる。
・減少の原因は、卸売メインから娯楽大麻販売へと舵を切ったトランジション中であることが考えられる。
・卸売セールスが売上内に占める割合は、前期の54%から38%へ減少。
・今後は卸売セールスは終了していくが、販売期間中のグラム当たりの価格はC$3.26と安定していた。
・娯楽大麻売上は4.7億円(C$5.7M)となり、売上に占める割合も前期46%から今期62%へとアップした。
・娯楽大麻の売上増加の遅れは、主にカナダの娯楽大麻販売店数の伸びが遅くなったことが原因。
・娯楽大麻の1グラム当たりの販売価格はC$5.39となっている。
・調整後EBITDAは、-8.6億円(-C$10.4M)と前期-4億円(-C$4.9M)から悪化。
<オペレーションハイライト>
・2019年12月21日、440,000平方フィートのプレミアム栽培施設(「7ACRES施設」)の主要な建設がすべて完了。
・運用効率の向上を実現し、スループットトリミング率が400%UP。パッケージング能力も200%向上。
・四半期終了後、傘下の7ACRESは2番目の自動ボトリングラインを生産に導入し、1日あたり最大24,000本を生産可能に。
・7ACRESの施設には、約250,000平方フィートの栽培スペースがあり、21の開花室と、植生と繁殖専用の4つの部屋で構成されている。
・大規模な建設が完了後、カナダ保健省へのライセンス申請を提出し、2020年第3四半期には20,000平方フィートの開花スペースと10,000平方フィートの植生および繁殖スペースが操業できる予定。
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