08/28/2018
今年7月ナスダック市場に上場を果たしたティルレイ(Tilray NASDAQ:TLRY)が上場後初となる第２四半期の決算を発表した。
＜決算ハイライト＞：
・売上は前年同期より95.2%増の$9.7M(約10億円）となり、2018年半期での通算は$17.6M(約18億円)、75.2%の伸びとなった。
・現在ティルレイの製品は11カ国、５大陸で販売されている。
・販売量は前年より97％増の1514Kg。
・1グラム当たりの価格も前年同期の$6.20(約620円)から$6.38(約638円)となった。価格上昇は有効成分の高配合製品の販売、抽出製品の販売が寄与したと考えられる。
・最終損益がマイナス$12.8M(約13億円)となったが、これは現金以外の株式報酬費用$5.6M(約5億6千万円)が含まれている(前年同期は3万5千ドル(約350万円））。
・調整EBITDAは、昨年第2四半期の損失$1.9M(約２億円）と比較して$4.7M(約4億7千万円)の損失となった。
・増加した純損失および調整後EBITDAの減少は、主に継続的成長、国際チームの拡大、資金調達および新規株式公開（IPO）に関連する費用の増加による営業費用の増加によるものであった。
＜ビジネスハイライト＞
・IPOの成功（詳しくは当ウェブサイトの別記事をご参照ください）
・カナダ7州（ブリティッシュコロンビア州、マニトバ州、ノバスコシア州、オンタリオ州、ケベック州、ユーコン州、北西地域）で大麻・カンナビス製品の供給契約を締結
・ノバルティス製薬傘下のサンドズ・カナダと共同ブランドの開発、販売に関する戦略的パートナーシップを締結。
・1200店舗以上を持つカナダ最大級の薬局チェーン、ショッパーズ・ドラッグマートへの製品供給契約を締結
・カナダで650店舗以上を持つファーマセーブと製品供給に関して基本合意。
・アルゼンチン、南アフrか、英国など11カ国、５大陸への輸出を完了。
・カナダでの販売を迅速に行うために100%子会社としてハイパーク・ホールディングスを設立。
・新ブランドCANACAをプロデュース。
・小児てんかんへの治療薬とし好調なTHC/CBD混合薬Tilray2:100の治験結果を発表。
ティルレイのCEO・ブレンダン・ケネディは、
「2018年に好調なスタートを切れたことを喜ばしく思っています。ティルレイは世界的な医療大麻のマーケットにおいてパイオニアとして高いポジションを維持しており、カナダの娯楽使用マーケットにおいても業界リーダーとなっていくことを目指しております。この第２期四半期でも我々の世界戦略を反映した強い数字が出ています。」
と語った。
本ウェブでは株価も好調なティルレイに今後も注目していく。
Original Source;
https://ir.tilray.com/news-releases/news-release-details/tilray-inc-reports-second-quarter-2018-earnings
