aurora and alcanna sign agreement

カンナビス・セクター大手、オーロラ・カンナビスが世界戦略の概況をアップデート

10/03/2019
垂直統合型大麻企業大手のオーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis Inc NYSE:ACB)は、カンナビス産業のリーディングカンパニーとして、現在の世界戦略の概況やポートフォリオを発表した。また、今後オーロラ・インサイダーと名付けられた投資家向けブログを開設したことも合わせて発表した。

<建設中の施設に関して>
ほとんどの施設建設プロジェクトは完成に近づいている。
・Aurora SunとAurora Nordic 2
カナダ・アルバータ州メディスンハットにあるAurora Sunは100万スクエアフィートを誇り、デンマーク・オデンスにあるNordic Skyは”Skyクラス”の施設とともに、今後高品位な大麻製品をローコストで生産できるようになる。両施設共に完成が近づいており、今後の医療大麻需要の拡大に合わせて長期的な成長が期待されている。

Aurora Sun, Medicine Hat, Alberta, Canada (August 29, 2019) (CNW Group/Aurora Cannabis Inc.)

・Aurora Polaris
オーロラの高マージン製品やエディブルなどの付加価値製品製造の核となるAurora Polarisも完成間近となっており、11月第1週には従業員たちが入居し始める予定だ。

・Whisltler Pemberton
ウィスラーにあるWhistlter Pembertonは、2019年第4四半期に完成する予定で、現在4つの大麻生育室で、年間1200kgの高品位なオーガニック大麻を生産できる。追加で11部屋が11月に完成する予定。フル稼働すると年間で4500kgのオーガニック大麻が生産できることになり、オーロラ傘下のブランド”Whistler Cannabis Co.,”の製品として、市場投下される予定だ。
また、Whistlter Pembertonの施設にはビジターに対して、ウィスラー地区の大麻栽培の歴史などを学べるラウンジも用意される。ブリティッシュコロンビア州のウィスラーは年間2700万人が訪れる観光都市でもある。

・Anandia (Cannabis Testing Headquarters)
2019年10月8日、子会社のアナンディア・ラボ(Anandia Laboratories Inc)の本社がバンクーバーにオープンする。この施設は12,600スクエアフィートのラボとなっており、新たに40人を雇い入れて合計100人を超える従業員が働く施設となる。また、2019年終わりには、追加で13,000スクエアフィートが増床される予定で、今後拡大するカナダの大麻プロデューサー向けの生産性向上用遺伝子アーカイブや、消費者の検査ニーズに応えていくこととなる。

・Cannabis Innovation Center
ブリティッシュコロンビア州・コモックスに建設中のカンナビス・イノベーションセンターは、2019年12月に完成予定。22,500スクエアフィートの温室と1万スクエアフィートのラボを備えており、大麻関連の遺伝子や収穫方法についての知的財産開発を行い、今後のAurora Skyクラスの施設に活かしていく予定。

<操業中の施設に関して>
・Aurora Sky
フラッグシップ工場であるオーロラ・スカイでは年間収穫量10万kgを目指しており、16の栽培室を備え、精密で自動化された工程で高品位で低コストのカンナビス生産を行なっている。
下記動画からその工程が垣間見れる。

・Aurora Valley
10月2日から初収穫が始まったブリティッシュコロンビア州・ウェストウォルドにあるオーロラ・バレーは200エーカーの広さを誇り、初収穫では5万5千本の大麻草を収穫した。収穫された大麻草はオーロラ・スカイに送られて大麻成分の抽出などに回される。屋外栽培での収穫を効率的にかつ環境に配慮した形で行うため、本年中は様々な研究が行われている。
オーロラ・バレーの模様は下記動画で確認できる。

ここしばらく株価の低迷が止まらない状況の大麻セクターだが、来月に次期四半期決算の発表も控えているオーロラ・カンナビスは、積極的に情報公開をしていくようだ。
その他、細かくオーロラ・カンナビスの世界戦略が明示されているので、気になる方はオーロラ・カンナビスのリリースを確認いただきたい。

Source;
https://investor.auroramj.com/news-and-events/press-releases/122922/

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