02/14/2019
垂直統合型大麻企業のリーディングカンパニーであるキャノピー・グロース(Canopy Growth Corporation, TSX:WEED, NYSE:CGC)が好調な2019年第3四半期決算を発表した。
＜2019年第3四半期決算ハイライト＞
・税込み売上は73.3億円(C$97.7M)を記録。このうちカナダの娯楽使用市場BtoB売上で45億円(C$60.1M)、BtoC売上が8.6億円(C$11.5M)となった。
・医療大麻の売上は、カナダ市場で11.9億円(C$15.9M),海外市場で2.2億円(C$2.7M)を記録。その他売上が5.6億円(C$7.5M)を記録。
・大麻製品の販売量は、カナダの娯楽使用市場BtoBが7,381kg、BtoCが906kg,カナダ国内の医療大麻販売量は1,611kg、海外市場が204kgとなった。
・オイル、ジェル製品は売上中33%を占めた。これは前年同期から23%UPとなる。
・海外での医療大麻売上はドイツからのもので、前年同期から170%UPとなった。
・海外市場はイギリスとペルーへ新たに進出。アメリカではニューヨークに進出。
・知的財産・特許関連は32個取得。申請中は140個となり、技術的な分野から遺伝子、医療製造技術に関するものなど広範囲に渡っている。
・将来ニーズが高まるであろうベイプペンやカンナビス飲料の製造に必要な大量のカンナビスオイル供給のため、キャノピー・グロースは現在計画されている抽出能力の増強を、バレンズ・グロワークス(Valens GroWorks Corp)、メディファーム・ラボ(Medipharm Labs Corp)、POSホールディングス(POS Holdings Inc)との間で供給関連契約を締結することによって確保。
・単純な医療大麻市場から医療的に証明されたカンナビノイド・セラピーという形へ変わってきている中で、カナダの医療大麻市場の需要が減少していること確認。減少原因の一つと考えられるのは、これまで医療大麻市場で大麻を入手していた消費者が娯楽市場での入手へと変化している可能性があるとのこと。また、医療大麻として認められる製品基準が高まっているため傘下のスペクトラム・カンナビス(Spectrum Cannabis)を、これまで以上に純度の高い医療用大麻製品へ注力させたことも原因の一つと考えられる。
ブルース・リントンCEOは、
「カナダ合法化以降初めての決算が我々の長期戦略に沿ったものとなり嬉しく思います。カナダの娯楽大麻市場は長期的に見て高品位な大麻製品と付加価値の高い購買体験をもたらす企業によって形づくられるでしょう。第3四半期にローンチした我々の製品と販売戦略は消費者の心をしっかり掴んだものと思っております。今後も他社とは比肩できない統合された規模で我々の製品をカンナビス、ヘンプ市場に供給して参ります。我々は現在のこの戦略が必ず長期的な投資リターンを得るものと信じております。」
と述べている。
Original Source;
https://www.canopygrowth.com/wp-content/uploads/2019/02/Canopy-Growth-Reports-Third-Quarter-Fiscal-Year-2019-Financial-Results-1.pdf
