07/08/2019
カナダ・オンタリオ州を拠点に大麻事業を展開するカントラスト(CannTrust Holdings Inc, TSX:TRST, NYSE:CTST)は、カナダ保健省からコンプライアンス上の問題があるとして、5200kgの乾燥大麻の販売を停止させられている。
問題となっているのは、オンタリオ州ペルハムにある栽培室で育成収穫された大麻で、これらは5つの非承認の栽培室で栽培され、不正確な情報がカントラスト従業員から当局側に提供されていた。非承認の状態で栽培されていたのは2018年10月から2019年3月までの間で、これら栽培室は法律に則ってGPP(Good Production Practice)に準拠して構築されていたため2019年4月にはカナダ当局からライセンスが許諾されている。
カントラストは、ヴォーン地区にある栽培施設からの出荷も現在は認可済みの状態だが、ペルハムと同時期、非認可のまま栽培収穫していたため、自主的に7500kgの乾燥大麻の出荷を停止している。
カナダ保健省はサンプルテストを行うとしているが、10日から12日かかるものとみられ、その間にカントラストの製品を使用している医療大麻患者などには、商品供給不足が起きるかもしれないとのこと。
カントラストでは、全ての商品はカナダ保健省のクオリティテストに合格しており、カントラスト自社内テストでも合格しているので安全基準は保たれていると主張している。
また、プレスリリースでは、今後この販売停止がカントラストの財務状況にどのように影響していくるかは未知数としているが、本日2019年7月8日だけでも-22.47%と大幅に株価も下落しており、昨年につけた最高値から1/3ほどとなってしまっている。
Source;
https://canntrust.com/canntrust-statement-regarding-health-canada-audit/
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