07/08/2020
シカゴを中心に全米12州14箇所で大麻販売、6箇所の大麻栽培施設を持つベラノ(Verano Holdings LLC)が、シカゴ・アトランティック・グループ(Chicago Atlantic Group, LLC)の関連会社であるグリーン・アイビー・キャピタル(Green Ivy Capital, LLC)から、33億円($30M)の新規シニア有担保タームローンファシリティによる資金調達を行なったことを発表した。このタームローンファシリティは、シカゴ・アトランティックの関連ファンドが主導し、他の機関投資家も参加している。
タームローン・ファシリティは期間2年の非分割型で、同ファシリティの下で発行されるローンには年15.25%の固定金利が付く。ベラノは、運転資金、有機的成長、および買収のために調達資金を使用予定。
米国イリノイ州シカゴに拠点を置くベラノは、米国12州に大麻販売拠点を置き、14の大麻薬局と6つの栽培・生産施設が稼働している。ベラノは、年末までに小売店の数を2倍に増やし、より多くの栽培・生産施設をオンライン化することを計画している。ベラノは2018年以降、外部からの資本調達を行っておらず、キャッシュフローと純利益はプラスとなっている。
シカゴ・アトランティックのプリンシパル、ジョン・マザラキスは、
「ベラノの成長計画をサポートできることにワクワクしています。彼らの強力な経営陣、ブランド、効率的な運営は、まさに私たちがパートナーに求めているものです。ベラノは大麻業界の明確なリーダーであり、収益性の高い成長に焦点を当てたユニークな企業であることが、この機会に私たちを惹きつけました。」
と述べている。
ベラーノのCEOであるジョージ・アーコスは、
「我々のビジョンを共有する資金調達パートナーとして、シカゴ・アトランティックと提携できたことを嬉しく思います。大麻業界において、彼らのユニークな立場とサポートが当社の成長に掛け合わさることを楽しみにしています。」
と述べている。
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