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フロリダ州で大麻事業を展開するトゥルーリーブ(Trulieve Cannabis Corp, CSE:TRUL, OTCQX:TCNNF)が、2020年第3四半期決算を報告。
<財務ハイライト>
IFRSベースでは
・売上高は1億3,630万ドルと過去最高を達成し、前四半期比13%増となった。
・ペンシルバニア州でのPurePennとSolevoの買収を含み、買収が2020年1月1日に発生していたと仮定した未監査のプロフォーマ売上は、当四半期が1億5490万ドル、9月30日に終了した9ヶ月間が3億9,200万ドルだったと計算される。
・調整後のEBITDAは、6,750万ドル(売上高の50%)を達成し、11四半期連続の成長と収益性を示した。
・2020年9月30日に終了した9ヶ月間の事業からのキャッシュフロー7,370万ドルを達成。
・2020年9月30日現在の現金および現金同等物は1億9,340万ドルで、強固なキャッシュポジションを維持。
GAAP換算ベース
・純利益は、1740万ドル(希薄化後1株当たり0.15ドル)の黒字を達成。
・GAAP調整済みEBITDAは、6,580万ドルを達成。
<事業ハイライト>
・PurePenn LLCとSolevo Wellnessの買収によりペンシルバニア州への事業展開を拡大し、2020年11月12日に買収が完了。
・ウェストバージニア州で大麻製造プロセスの許可を授与され、6つの州でのプレゼンスを発揮している。
・フロリダ州で患者向けの食用大麻製品を初めて市場に出し、ジェル、チョコレート、クッキー、ブラウニーなどの食用大麻製品のフルラインナップを提供。
・第3四半期に9店舗をオープンし、2020年の目標である全国68店舗を達成した。
トゥルーリーヴCEOのキム・リバーズ氏は、
「優れた四半期、業界をリードする収益性、そして最近では北東部の2つの州にも進出したことで、トゥルーリーブは将来に向けてこれまでにないほどのポジショニングを持つことができた。第3四半期は、待望のエディブル製品ラインを当社製品に導入したこと、また、大きな成長の可能性を秘めているペンシルバニア州での買収を発表したことで、特に記憶に残る四半期となった。
先週、ペンシルバニア州での買収が完了し、ウェストバージニア州では加工業者のライセンスを取得した。また、最近では全国に68店舗を出店するという2020年の目標を達成しており、今後も力強い成長が続くと期待されている。 今後も、成長を加速させるために戦略的に事業を拡大しながら、トゥルーリーバーにクラス最高の顧客体験を提供し続けます。」
と述べている。
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