8/19/2018
8月17日、カナダ・トロントにて開催された「カンナビス・キャピタル・カンファレンス」では、たくさんの企業が、その会社独自の強みや今後どのように成長するのかというデータを提示し、投資家へ向けてのプレゼンテーションが行われた。
その中でも特にユニークな形でプレゼンをしていた会社がカナダに拠点を持つ「プロヴァンス・ブランズ(Province Brands)」だ。同社は、2018年10月に大麻が合法化されるカナダでいち早く大麻を嗜好品として楽しめるよう、大麻入りビールを開発している。
大麻はタバコのような吸引方法が一般的だが、オランダをはじめアメリカでもタバコ以外の大麻商品が出てきており、今後はチョコレートやクッキー、オイルやお茶といった商品とブレンドし、飲酒や喫煙と同じように大人の嗜好品としてブランド化されていくという。
パネルディスカッションでは、このブランド化が実現するのはまだ少し先の話として語られていたが、プロヴァンス・ブランズは試作品をすでに製造し展示していた。
事業開発部のディレクターであるエラッド・バラク氏によると、新商品CAMBRIDGE BAY の味は通常のビールと同じであり、成分は非常にシンプルで “ 濾過された水・ヘンプ・プレミアム ホップ・イーストのみ “ で作られている。種類は、ノンアルコールとアルコール入りの2種類。消費者の体調や性質にもよるが、1本あたり1時間ほどの効き目があり、通常のアルコール飲料と同じようにゆっくりと飲んで楽しめるという。また開発にあたり、大麻の効き方や効き始める時間をどのように調整するかが特に難しかったと語っていた。
CAMBRIDGE BAY はカナダの合法化が開始する2018年10月下旬以降から、カナダでのマーケットを皮切りにこの商品を販売展開する予定だ。
文、写真; Editor002-S.Sasaki
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