Elixinol Revenue for Q2 2018

2022年の大麻株式市場はどうなる?

01/02/2022
明けましておめでとうございます。
本年もCannabistock.jpをよろしくお願いいたします!

2021年を振り返ると、大麻企業の株価動向は奮わず、ニューカンナビスベンチャーが組成している世界大麻株式INDEXは、2021年初にピークをつけ、21年は26%の下落となりました。

大きな原因として、SAFEバンキング法案が上院で盛り込まれなかったことが大きいと思われ、また、大麻企業の多くで四半期成長率の鈍化が見られたことも、バリュエーションとファンダメンタルズの低下に拍車を掛けたようです。
また金利上昇は大麻株のようにテーマ株や高PERのグロース株には悪影響を及ぼしますので、22年も注意が必要です。

大麻企業への投資は、個人投資家が多く、カリフォルニアやカナダのように州や国での成人用大麻販売開始、選挙など、特定のイベントをきっかけに大麻株が注目されることが多いため、2020年、大麻株の動向を考えた時、重要と思われるイベントは、金利の上昇に加え、

① ニュージャージー州での成人用大麻販売の開始
② 大手一般企業などによる大麻企業への投資や買収
③ SAFEバンキング法案通過

などが挙げられます。

① ニュージャージー州での成人用大麻販売の開始
2020年11月に可決され、21年3月に正式に署名された大麻合法化法案ですが、いまだに正式な販売開始日が決定していません。22年中に成人用大麻販売が開始されると考えられ、その際にはニューヨークから購入者が大勢訪れる可能性があり、メディアにも多く取り上げられると考えられています。また、コネチカット州では2022年に、ニューヨーク州では2023年に成人用大麻の販売が開始されると予想されています。

② 大手一般企業などによる大麻企業への投資や買収
かつてアルトリアがクロノスに、コンステレーション・ブランズがキャノピーへ投資したように、バリュエーションが下がっている現在、カナダではなく米国の大麻企業への投資が行われる可能性があります。その際、ニュースでも多くの投資家に注目されることになるでしょう。

③ SAFEバンキング法案通過
米国の大麻企業にとっての最大の課題は、NYSEやNASDAQに直接上場できずOTC市場での取引に限られていることです。SAFEバンキング法案によって連邦レベルでの金融機関による大麻企業へのアクセスが可能になれば、その中からNYSEやNASDAQへの上場を実現する大麻企業も出現すると考えられ、より多くの機関投資家が安心して大麻企業への投資を行うことができます。共和党が大麻合法化を支持する姿勢を見せ始めていることから、2022年にはSAFEバンキング法案が改良され復活する可能性があります。


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