02/17/2020
先週、垂直統合型大麻企業大手のオーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis Inc, NYSE:ACB)は、2019年12月末に締めた第2四半期(Q2)の決算結果を発表した。
<財務&事業ハイライト>
・カナダ国内と国際市場での医療大麻売上は、22.6億円(C$27.4M)となり、カナダ市場では前期と売上はほぼ変わらずだったが、国際市場では前期4.1億円(C$5M)から1.5億円(C$1.8M)と大幅に落ち込んだ。
・引当金を除いた娯楽大麻による売上は、27.6億円(C$33.5M)となり、前期24.8億円(C$30M)より11%UPとなっている。引当金や返品などを算入した娯楽大麻売上は、18.9億円(C$22.9M)となる。
・卸売は前期の8.5億円(C$10.3M)から2億円(C$2,4M)と大幅に落ち込んだ。これは全体の売上減少とともに、低価格の製品がメインとなったため。
・Q2の大麻製造量は30,961kgとなった。今後は、より高品位で、高付加価値製品を製造していく戦略へと変更されていく。
・1グラム当たりの生産現金コストは、Q1とほぼ変わらすC$0.88となっている。
・オーロラが登録している医療大麻患者数は順調に90.307名となっている。
・暫定CEOとして、マイケル・シンガーが就任。
・2名の独立取締役が取締役会に参加。
・コスト体質を見直す事業再編プランを策定。
・保全されたクレジットファシリティを見直しでは、EBITDA比率の条項を削除し、今後の変革計画を実行する際、財務の柔軟性を提供できる様に修正した
Source;
https://investor.auroramj.com/news-and-events/press-releases/122942/
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