08/26/2019
アメリカの複数州で大麻事業を運営するアイアンサス(iAnthus Capital Holdings, Inc, CSE:IAN, OTCQX:ITHUF)が、6月末に締めた第2四半期(Q2)決算を報告した。
ハドレー・フォードCEOは、
「2019年前期はアイアンサスにとって非常にエキサイティングな期間となりました。700名を超えるハードワークを惜しまない弊社従業員全員に感謝を述べたいと思います。
MPX社を吸収合併したアイアンサスのチームの努力が今期の数字に現れていると思います。MPXの製品は現在3州に渡って流通しており、110以上の小売店で販売されています。今後そこにカリフォルニア州、マサチューセッツ州、フロリダ州が加わってくる予定です。今後も効率的な事業運営を行っていく予定で、毎期35%の売上伸長率とグロスマージンを伸ばしており、かつ、一般経費は抑えてまいります。2018年に初めてフロリダ州でディスペンサリを開業して以来、3.5%のマーケットシェアを獲得しており、ディスペンサリあたりのTHCボリュームでは三番目に高いシェアを誇っています。」
と述べている。
<決算ハイライト>
・プロフォーマベースで27.5億円($25M)の売上を記録し、前期より35%UP。
・売上21.1億円($19.2M)を記録し、前期より100%UP。
・アメリカ東部での売上は11.2億円($10.2M)となり、前期より143%UP。
・アメリカ西部での売上は9.9億円($9M)となり、前期より67%UP。
・調整後のグロスマージンは52.4%となり、前期の23.4%より大幅改善。
・調整後売上利益は11.1億円($10.1M)となり、前期2.4億円($2.2M)より347%UP。
・アリゾナ、フロリダ、マサチューセッツ、メリーランド、ネバダでの生産効率の高まりがグロスマージンを引き上げる結果となった。
・調整後EBITDAは5.1億円($4.7M)の赤字となり、前期の5.5億円($5.1M)より改善。
・一般経費は経営努力もあったが、今期は6.2億円($5.7M)となり、前期4.5億円($4.1M)よりゆるやかに増加した。
・今期純利益は10.2億円($9.3M)のマイナスとなったが、前期18.1億円($16.5M)のマイナスより大幅に改善した。
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