Cannabis capital conference panel talk

-CCC2018-05 カンナビス投資市場における今後の展望

08/29/2018
カンナビス・キャピタル・カンファレンス・レポート第5弾
「PERSPECTIVES ON THE CANNABIS INVESTMENT LANDSCAPE」
Cannabis capital conference panel talk2
8月17日にトロントで開催された、ベンジンガ(Benzinga)主催のカンナビス・キャピタル・カンファレンス。
様々なパネルディスカッションが開かれていたが、レポート第5弾では、急激な成長を遂げているカンナビス業界の今後はどのような見通しがあるのかという課題について「カンナビス投資市場における今後の展望」という主題のパネルディスカッションの模様をお伝えする。

このセッションのモデレーターは、セイモア・アセットマネジメント(Seymour Asset management) CIO のティム・シーモア氏。パネラーは、アークビュー・ベンチャーズ(Arcview Ventures) ゼネラル・パートナー のジャンヌ・サリバン氏、ビリディアン・キャピタル・アドバイザーズ(Viridian Capital Advisors) VP のハリソン・フィリップ氏、タイダル・ロイヤリティ(Tidal Royalty) CEO のポール・ローゼン氏、メリダ・キャピタルパートナーズ(Merida Capital Partners) マネージングパートナーのミッチェル・バルコウィッツ氏というカンナビス投資業界をよく知るスペシャリスト達が登壇。大御所ならではの最新情報とカンナビス投資に関する正直な意見も飛び出し会場を大きく湧かせていた。
Cannabis capital conference panel talk3

大麻・カンナビス業界というユニークで勢いのあるこのマーケットが今後どのように動いていくのか。

パネルディスカッションの中では、「今後は大麻の CPG 商品を製造しブランド化していくことが重要だ」ということが話題に上がっていた。CPGとは、コンシューマー・パッケージド・グッズ(Consumer packaged goods)の略で、日常的に使用される商品や頻繁に交換する必要がある商品を言う。例えば、食品や飲料、家庭用品や化粧品などがある。

これまでカンナビスといえば、医療用カンナビスか、リクリエーション用でタバコのように巻いて吸引するタイプが主であった。ここ数年では、大麻用電子パイプ、ベイプペンや、カンナビスのオイルバージョン、大麻合法地域では医療用のクッキーやチョコレートといった食品とブレンドした形でのカンナビス商品が製造されている。
Cannabis capital conference panel talk3

今年10月に解禁になるカナダの大麻娯楽使用の合法化も含め、今後アメリカの大麻違法地域が、合法化になる可能性は十分にある。そのことを踏まえると、食品やアルコール類、コスメなどリクリエーション用の一般人向けの商品を開発していくべきだとし、さらには大麻の純度・栽培に殺虫剤が使用されているか否か・グルテンフリー・オーガニックなのかという、大麻の「成分」としてのクオリティーを追求していくことも必要だと語った。

文、写真; Editor002-S.Sasaki

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