05/07/2019
垂直統合型カンナビス企業のキャノピー・グロース(Canopy Growth Corporation, TSX:WEED, NYSE:CGC)は、これまでいくつかに分散していた医療用、薬局用ブランドをスペクトラム・セラピューティックス(Spectrum Therapeutics)に統合することを発表した。統合されるのは、スペクトラム・カンナビス(Spectrum Cannabis)、キャノピー・ヘルス・イノベーションズ(Canopy Health Innovations)、C3カンナビノイド・コンパウンド・カンパニー(C3 Cannabinoid Compound Company)の3社。
今回3社を1つのブランドに統合する狙いは、これまで分散していたそれぞれの医療分野での研究成果を統合することにある。スペクトラム・セラピューティクスは、全スペクトルおよび単一カンナビノイドの医療用大麻製品の製造および販売を網羅することになり、業界をリードする教育、患者および医療従事者へのリソースとサポート、臨床前および臨床研究、カンナビノイド系医薬品の開発などを行っていくとのこと。
直近のC3の買収は、スペクトラム・セラピューティクスの医療大麻分野での先駆性を維持し、ヨーロッパの療法士へフルレンジのカンナビノイドベースの医薬品を提供することになる。これは、C3のドイツ、オーストリア、スイス、デンマークで処方されるドロナビノールも含む。今回統合されることになるが、ドロナビノールは今後もC3が作ったバイオノリカ・エシックスブランドで販売される。
Source;
https://www.canopygrowth.com/investors/news-releases/canopy-growth-introduces-spectrum-therapeutics/
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