ティルレイが前年同期比195%upとなる売上25億円の四半期決算を発表

05/14/2019
垂直統合型大麻企業のティルレイ(Tilray, Inc, Nasdaq:TLRY) は、2019年3月末に締めた2019年度第1四半期決算を報告した。

<決算ハイライト>

・売上は25.3億円($23M)となり、前年同期から195.1%UPとなった。これは2018年10月からカナダで嗜好用カンナビスが合法化されたことと、買収したマニトバ・ハーベスト(Manitoba Harvest)のヘンプフードの売上が貢献したことがあげられる。また、国際的な医療大麻市場の拡大も売上に貢献した。

・今期の大麻売上量は3,012kgとなり前期1,299kgから2倍以上の伸びとなった。

・1gあたりの販売価格は$5.60となり前年同期の$5.94から減少した。税金などを除いた1gあたりの販売価格は$5.28だった。

・粗利率は前期20%から23%に増加したが、前年同期は50%あったことを考慮すると大幅な減少となっている。これはカナダとポルトガルでの栽培施設拡張コストが膨らんだことと、他社からの大麻仕入れコストが高くついたためである。また、食品系のマージンは、棚卸資産の公正価値の計算に関連して7700万円($0.7M)の非現金費用の影響を受けた。2019年第2四半期には、残りの非現金費用1.5億円($1.4M)ドルが発生する予定。

・純損失は33.3億円($30.3M)、1株あたり$0.32となり前年同期の5.7億円($5.2M)、1株あたり$0.07から増加した。

・2019年第1四半期の非GAAPベースの調整後純損失は、27.7億円($25.2M)、1株あたり$0.27ドル。調整後EBITDAは、前年同期3.5億円($3.2M)の損失に対し、16億円($14.6M)の損失となった。純損失の増加と調整後EBITDAの減少は、主に成長イニシアチブに関連する営業費用の増加、マニトバ・ハーベストの買収、および国際的なチーム拡大によるものとのこと。

<事業ハイライト>

・ヘンプ関連食費や自然食品を製造販売するマニトバ・ハーベストを買収。設定された売上のマイルストーンをクリアすることが条件だが、最大341億円($310M)で買収。マニトバ・ハーベストはカナダ、アメリカで16000の店舗の商品流通網を保有している。

・オンタリオ州・レミントンに拠点を持つ大麻栽培のナチュラ・ナチュラルズ・ホールディングス(Natura Naturals)を59億円($54M)で買収。

・ブランドマネジメント会社のオーセンティック・ブランズ・グループと長期のレベニューシェア契約を締結。アメリカではCBD製品を、カナダ他の海外市場ではCBD/THC製品の、ブランディング、市場拡大、流通を共に拡充していく。

・EU圏域で初となる収穫をポルトガル・カンタンヘーデで完了。今後は年間で複数回の収穫を予定。

・2つの新しい臨床試験のサポートを発表。一つは、メルボルンのマードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティテュート(MCRI)が主導したパイロットスタディで、 知的障害のある小児患者における重症行動障害(SBP)を軽減するための治療法として、大麻抽出物の大規模無作為化プラセボ対照試験の実現可能性および許容性を評価する試験。
そして、もう一つは、HIVと共に生きる人々の免疫活性化に対する医療大麻の有効性を調べるために、マクギル大学保健センターの感染症・慢性ウイルス病部門との研究。

・ナナイモ、ブリティッシュコロンビア、オンタリオ州リーミントン、およびロンドン、オンタリオの3つの施設で、カナダの大麻生産および製造の専有面積を203,000平方フィート拡張するため、35.8億円($32.6M)の投資を発表。この投資により、ティルレイの生産と製造の総設置面積は、世界中で110万から130万平方フィートに拡大するとのこと。

Cash Flowが公表されていないようで、気になるところだ。

Source;
https://ir.tilray.com/news-releases/news-release-details/tilray-inc-reports-first-quarter-2019-financial-results

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