Aphria CCC

-CCC2018-03 カンナビス・キャピタル・カンファレンス-エフィリア(Aphria)

Aphria-presentaion
08/22/2018
8月17日にトロントで開催された、ベンジンガ(Benzinga)主催のカンナビス・キャピタル・カンファレンス。パネルディスカッションで交わされる熱い議論はもちろんだが、各企業が投資家へ向けて行うプレゼンテーションの場も参加者から続々と質問が飛び、独特の熱気に包まれていた。

参加企業は全部で29社、1社の持ち時間はたったの20分と非常に短い。その中で会社概要や独自データ、その会社の特性などをアピールしていく。この場で発表された独自のデータは、カンナビス業界の今後の動向を知れる絶好の機会となっていた。
Aphria presentation 2

エフィリア (Aphria) は、2014年設立のカナダ・オンタリオ州に拠点を置く、医療用大麻とカンナビスオイルの事業を主に展開する企業である。現在までは、アメリカをメインに事業を展開しているが、合法後はカナダでの事業展開も行っていく方向だ。同社によると、2018年10月の大麻合法化後のカナダにおける大麻輸出の動向としては、爆発的に拡大していくわけではないと予想している。しかし、医療面で大麻を必要としている患者は年々増えており、カナダ国内では今後伸びていくマーケットであると語っていた。
Aphria presentation3

その理由として、カナダの大手薬局である Shoppers Drug Mart では、2014年以降からすでに 7,000KG 以上の医療用大麻を販売していること。そして、今後レクリエーション(娯楽)用の大麻使用が合法になることで、その販売量は上昇していく可能性を秘めていることにある。

同社が独自に行った調査では、現時点でレクリエーション用大麻の販売契約を発表している州だけをみても、ブリティッシュ・コロンビア州は年間 5,000kg、マニトバ州で年間 2,700kg、ケベック州では年間 12,000kg、ニューブランズウィック州は年間 2,500kg という量の販売が予測されおり、今後カナダ全域で拡大された場合、その需要数はさらに伸びていくとされている。

レクリエーション使用に向けてブランディング強化が必要であると様々な場所で叫ばれているがエフィリアはその一策としてDCM傘下ペレニアル社との提携も発表し、万全の体制で10月以降のレクリエーション使用解禁を迎えようとしている。

文、写真; Editor002-S.Sasaki

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です