03/06/2019
調査会社大手のニールセン(Nielsen, NYSE:NLSN)と大麻業界のビッグデータを扱うヘッドセット(Headset)は、アメリカでの戦略提携締結を発表した。
ニールセンは合法大麻製品を販売する企業に対して、市場調査や将来機会の特定、法的脅威の軽減などのサービスを提供する。
ニールセンとヘッドセットの提携によって、両社はヘッドセットの製品情報、人口統計的、購買行動情報などのデータを活用する。データの活用によって市場ニーズの高いセグメントやブランドおよび製品を分析することが可能となる。
この提携によって消費者行動や製品の嗜好、使用の機会、頻度などのデータ取得が可能となり、その消費者にとってどのタッチポイントが有効なのかを示唆することが可能となる。
ニールセンが最近買収した合法大麻商品が消費者に与える消費行動の変容を調べているカンナビス・コンシューマー・グループ(Cannabiz Consumer Group)にも良い影響を与えることとなるだろう。
北米ニールセンのジーン・ダヌビオ社長は、
「ニールセンは業界でも最先端の新興市場分析データを提供してきました。カンナビス業界でも同様のサービスを展開したいと考えています。そして今まさにそのタイミングであると信じており、ヘッドセットとの提携によって、消費者製品を販売する我々の既存客にもアメリカ合法大麻市場のデータ分析サービスを提供することができると思います。」
と述べている。
ヘッドセットのサイ・スコットCEOは、
「世界をリードするマーケットインテリジェンス企業であるニールセンと戦略的提携することは、ヘッドセットだけにとどまらず大麻業界全体のためにも素晴らしい価値あることだと思います。ニールセンの高度な専門知識とヘッドセットのプラットフォームを組み合わせることで、成長著しい米国内の大麻産業に対して、より良いサポートを提供することが可能となります。」
と述べている。
Source;
https://www.businessinsider.com/nielsen-dives-into-marijuana-with-headset-partnership-2019-3